大きく分けて2種類の肩こりタイプがあります。
1つは、肩の筋肉がガチガチに凝っている「筋肉疲労による肩こり」で、もつ1つは、何もしなくても肩が引っ張られて重だるい「内臓疲労による肩こり」です。
ここではそのなかの一つ、「筋肉疲労による肩こり」について説明しています。
こんなお悩みはありませんか?
- 3年以上、慢性的な肩こり
- 肩や背中に鉄板が入っているように重たい
- マッサージや美容室で肩が硬いとよく言われる
- 肩がガチガチに凝り過ぎて、カラダが思うように動かない
- 肩こりがツライので、自分でいつも肩をもんでいる
筋肉疲労による肩こりについて
筋肉疲労による肩こりとは、肩のてっぺんの筋肉がつまめないくらいパンパンに張っている状態の肩こりです。自他ともに認める、頑固な肩こりの方が多いです。
小学生の時から慢性的な肩こりや、仕事や家事・子育てで、肩や腕の筋肉疲労がきっかけで起こっています。
肩だけでなく、背中など主に後ろ側が張って、横になっても筋肉がゆるみにくくなっています。
それだけに、肩こりでいつも体に力が入って、緊張していると感じている人も多いです。
原因について
筋肉の使い過ぎが主な原因です。ある程度からだのバランスは取れていますが、それ以上に何らかの影響で筋力に頼った生活をしています。
筋肉の使い過ぎを改善するために、まず肩こりの原因をご覧ください。
①姿勢が原因
- 立っている時、背すじを伸ばした姿勢・胸を張った姿勢
- イスに座っている時、首と頭が肩よりも前に出ている姿勢
- イスに座っている時、猫背を嫌い背もたれにもたれず、背すじをピーンと伸ばした姿勢
- パソコンを使っている時、物を書いている時、力んで肩が上がっている姿勢
- 緊張やストレスから肩が上がった姿勢
- 寒くて首が縮こまり肩がすくんだ姿勢
- 重い荷物をずっと片方の手で持っている姿勢
- 脚を組んで座っている姿勢
- 寝そべってテレビを見ている姿勢
- 机やテーブルに肘をついている姿勢
- 電話の受話器を耳にあて首を傾けている姿勢
一般的に背すじを伸ばす姿勢はいい姿勢と認識をされていますが、力んでしまっていて体にいい事はありません。
実は、背中を丸めて脱力した姿勢の方が、肩こりになりにくいのです。
また姿勢の一例として、体を右に傾ける場合、始めのうちは右側の筋肉が縮まって疲労します。
左側の筋肉は伸ばされている状態ですが、これが長く続くと左側にも限界がきて疲労してきます。
1~2分では感じなくても1時間この姿勢を続けていると辛くなりますね。
何がいい姿勢で何が悪い姿勢なのかの判断は難しいです。
悪い姿勢と感じていても、その人には楽な姿勢もあります。
見た目にいい姿勢でも、無理して続けていると辛くなる場合もあります。
適度に姿勢を変える事が大切です。
ただある程度、首や肩に負担がかからない姿勢の基準が必要です。
背中はある程度丸まり(後弯)、首は多少反っている(前弯)状態で、頭の位置が体の中心にある。これらを無理なくしている姿勢が理想です。
実際には上半身だけの問題ではなく下半身からも影響を受けます。
一度、立ってつま先立ちをして戻ってみてください。
多少先ほどよりも姿勢が良くなっていると感じませんか?
つま先立ちは、体をまっすぐ真上に伸ばす動作で、足から頭の先まで一体となって体を動かす事ができます。これにより姿勢の変化が体感できます。
②手と腕が原因
首・肩・背中などに負担がかかっている事が多いですが、腕の重さもばかに出来ません。日常で手や腕を使うことはとても多いです。
利き手はすべての動作の基本として、もう一方の手は補助として働いています。
利き手は使いやすいので筋肉も疲労しやすいです。
親指のつけ根(手のひら側)を触ると硬くなっていて押すと痛かったりします。
親指を動かしながら、手のひら側の前腕(肘より下の部分)を触っていると、筋肉が動いている事がわかります。
他の指も同じように動きます。指以外の筋肉も自然と使っているという事です。
上腕の筋肉は、肘を曲げたり伸ばしたりする時によく使います。食事で食べ物を取って口に運んだり、洗面所で顔を洗ったりなど。
これらの積み重ねで腕の重さが知らず知らずに肩こりに関係します。
利き手でない側の手は、補助ばかりでなく、荷物を持つときの主力として活躍している事が多いです。
スーパーで買い物袋を持つとき、赤ちゃんを抱っこする時の下側など、主に支える役目として使っています。
また手は体から少し離れたものを持ったり、操作する事が出来ます。
体から近ければ負担が少なくても、離れていたりすると腕自体の重さを感じて疲れたりします。
腕の重さを支えているのは背中や肩甲骨の筋肉です。
腕を伸ばしてパソコンを使っていたり、車の運転でハンドルを握っていたりなど、知らず知らずに腕を酷使している事もあります。
このように手や腕は疲労しやすく、腕を支えている部分では肩こりを感じやすくなるのです。
これとは別に腕を使っていない事もあります。
荷物を持っていたり、ポケットに手を入れていると、歩いている時に腕を振りません。
腕を振ることで歩行のバランスをとり、腕や背中の自然な筋力がついて循環良くなります。肩こりだけなく五十肩の予防にも効果的です。
③体幹を使っていないのが原因
ご自身の軸足や重心は、左右どちらにあるかご存知ですか?
これを知らないで生活していると、体幹を使わず、余計な筋力に頼ってしまいます。
その結果、肩こりの原因になります。
右が軸足の方は、右手で荷物を引っ張り上げやすく、左手で下にあるものを押さえつけやすいのが特徴です。
逆に左が軸足の方は、左手で荷物を引っ張り上げやすく、右手で下にあるものを押さえつけやすいのが特徴です。
自分の特徴と逆の手を使っていると、肩や腕に余計な力を使い、体幹を使うことができません。
軸足を知ることはとても重要なのです。親子間で遺伝する要素になります。
筋肉疲労による肩こりに対する当院の施術方法
手や腕の使い過ぎ、足の筋肉の緊張が特に関係しています。
このため、整体による骨格調整と共に、手足の緊張をゆるめる整体とマッサージを入念に行います。
①うつ伏せで背中側の施術
背骨や骨盤のねじれをチェックし、背中や腰の筋肉の盛り上がり度合いを診ていきます。
ボキボキしない優しい整体で、頚椎・胸椎・腰椎・骨盤・肋骨などの骨格調整を行い、関節のズレと神経の流れを改善していきます。
肩甲骨の外側、脇、背中、腰部、臀部、太もも、膝裏、ふくらはぎに対してリンパマッサージを行い、血液・リンパの流れを改善していきます。
②あお向けで下半身の施術
足裏のバランスが良ければ、余計な筋力を使わず肩にも負担がかかりません。太ももの外側の筋肉が緊張すると、肩が下に引っ張られる形になるため、強い肩こりを感じます。
足裏・足首をチェックして調整を行い、リンパマッサージで太ももの外側をゆるめていきます。これにより肩こりが楽になっていきます。
③あお向けで手や腕の施術
ガチガチの肩こりのほとんどは、日常よく使われる手と腕の緊張により、腕から肩への血行不良が起こっています。手首・指・肘・肩・肩甲骨の整体とマッサージにより、腕の緊張がゆるみ、腕→肩へ血が巡っていきます。
肩を直接マッサージするよりも、腕にたまった血液を流してあげることで、肩が温まりガチガチの肩こりが解消していきます。
筋肉疲労による肩こりでお困りの方はお気軽にご相談ください。
当院には、慢性的な肩こり、肩を揉むだけでは楽にならない肩こり、強いマッサージが苦手な患者さまが多く来院されています。
また姿勢やセルフケアなどを覚えて根本的に改善したい方、副作用がない方法を考えている方など、お気軽にご相談ください。
当院へのアクセス
いぶきカイロプラクティック
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